環境配慮型工法

ENVIRONMENTALLY CONSTRUCTION METH

地盤改良工事のエキスパートとして
安心・安全な住環境をご提供

地盤調査を行った上で、不同沈下や地震による被害が及ぶ可能性のある地盤は、地盤改良で補強していきます。
過剰な安全ではなく、必要な安全を目指し、その地盤に適した工法でご提案させて頂きます。

弊社は地盤に特化したエキスパート集団として、地盤調査・地盤改良・地盤保証といったサービスを展開しておりますので、各サービス部門が緊密な連携をとってサポートしながら住宅の安全性を向上させるために必要な工事を行っていきます。

環境配慮型の地盤改良「環境パイル工法」

ワールドシェアセリングでは環境に配慮した地盤改良を推奨しております。
環境パイル工法とは、円柱状に成形した木材を圧入専用重機にて地盤中に無回転で圧入し、これを地盤補強材(杭材)として利用する工法です。
セメントや鉄を用いた地盤改良ではなく、木材に置換することによりCO2削減になるほか、地産地消に貢献して地盤改良を進めていくことが可能です。

環境配慮型の地盤改良「環境パイル工法」の特徴

環境パイル工法とは、木で家を支える「地盤改良」のひとつで「蟻食いしない」「腐らない」ように処理を行った材料を使用しております。
全国で28,000棟以上の実績がある第三者認定工法です。

環境パイル工法とは、木材で家を支える「環境にやさしい地盤改良工法」です。
高品質な防腐防蟻処理を実現することで、「腐食しない」「蟻害しない」高耐久性を実現しました。
古来からある伝統工法ですが、支持力機構を明らかにすることで、第三者認証を取得しております。

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環境パイル工法のメリット

高い品質

従来の木杭を用いた地盤補強技術は、腐朽やシロアリ等の影響が懸念され、耐久性に問題があると考えられていました。
本工法では、常水面(地下水位)以浅での木製補強材(杭材)の利用を可能とするため、JAS認定品もしくはAQ認証品である防腐・防蟻処理を施した木製補強材を用います。

確実な品質と性能を証明する第三者認証を取得しております。

一般財団法人 日本建築総合試験所で取得しており、木質系地盤補強材(木杭)を用いた第三者証明としては業界として初の工法です。

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CO2の削減

従来の戸建住宅における地盤補強工法はセメントや鋼材を使用するものが多く、それらはその材料製造段階で1トンあたり約0.8~2トンものCO2を排出していることから、1棟あたりのCO2の排出量は概ね8トンにもなります。
自然材料である木材を地盤補強材として利用することによって、環境負荷の軽減が図られ、当工法を採用することにより、1棟あたり約10トンのCO2を削減できます。

木材を利用した環境負荷軽減工法

建築物の地盤改良においても、近年は地盤の強度だけでなく、地球温暖化の防止につながる環境負荷軽減も重要な課題となっています。環境パイル工法は天然材料である国産木材を使用します。

環境パイル工法
取得内容

性能証明番号:GBRC 性能証明 第09-07号 改7

取得者:兼松サステック株式会社

性能証明発効日:2020年6月10日

環境パイルS工法
取得内容

性能証明番号:GBRC 性能証明 第11-29号 改5

取得者:兼松サステック株式会社

性能証明発効日:2020年6月10日

確実な施工管理

木製補強材の確実な支持力を確保するために、施工時の圧入による品質管理も確立し、地盤補強工法の第三者性能証明も取得しました。
木材を利用した地盤補強材の性能証明は業界で初です。

環境パイル工法、環境パイルS工法の施工手順

環境パイル工法と環境パイルS工法は設計方法が違うだけで、施工の手順はどちらも同じ管理項目となっております。
工場で作られた既成杭を、無回転で圧入する工法のため、セメントを使用して行われる現場打ちの杭に比べ、固化不良等のリスクが無いことが大きな特徴です。
また、土質を選ばず短工期にて施工が可能なため、条件が揃えば1日で施工が終わるケースもあります。
施工機は、低騒音・低振動ものを使用しているため、近隣配慮型の工法としても大きく注目されております。

  • 1地盤補強材の建込
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    地盤補強材を吊り、杭芯に合わせます。

  • 2地盤補強材セット
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    地盤補強材芯に合わせ、鉛直性の確認をします。

  • 3圧力
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    地盤補強材を無回転圧入します。

  • 4地盤補強材の接続
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    最初の地盤補強材を貫入し終えたら、2本目は順次、継ぎ足し圧入します。
    (継ぎ足しがある場合のみ)

  • 5打ち止め管理
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    所定の打ち止め深度に達したら、圧入力を一定とし、試験杭から得られた目標値以上であることを確認し、打ち止めとします。

  • 6完了
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    打ち止め完了後、所定の高さで、頭部処理を行ない完了です。

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お客様から多く寄せられるご質問にお答えしています。
お問い合わせいただく前に一度ご確認ください。

改良工事について

環境パイル工法と環境パイルS工法の違いは何ですか?

環境パイル工法は、杭のみで支える考え方で杭状地盤補強となります。
環境パイル工法S工法は、杭の支持力と、その間の地盤の支持力を足し合わせて、平面的に支える複合地盤補強となります。

適用範囲はどのようになっていますか?

①地上3 階以下 ②建築物高さ13m 以下 ③延べ面積1,500㎡以下(平屋は3,000㎡以下)④高さ2m 以下の擁壁

性能証明できますか?

(財)日本建築総合試験所にて取得しています。

環境パイル工法 GBRC性能証明 第09-07号 改7
環境パイルS工法 GBRC性能証明 第11-29号 改5

耐久性はどのくらいもちますか?

(長期優良住宅の土台に対する要求性能は防腐処理基準(K1~K4数値が高くなるほど耐久性が増す)はJAS規格でK3以上とされております。
環境パイルの防腐処理基準はそれ以上のK4です。

施工(打設方法)方法と残土は出るのでしょうか?

円柱状又はテーパー状に成形した木材を圧入専用重機にて地盤中に無回転で圧入し、これを地盤補強材(杭材)として利用する工法です。施工時における打撃はありませんので音は重機のエンジン音だけとなります。また基本的に残土が出ません。

木材で本当に大丈夫?コンクリート杭に比べ強度的に劣りませんか?

性能評価を受ける際に複数回の施工試験や載荷試験を実施し、実邸でも問題が生じた事例はありません。数値的なものは、すぎ・からまつ共に20.4N/m㎡となっており、コンクリートの強度と同等程度です。